「賞味期限」と「消費期限」の違い

生活の知恵

「消費期限」とは、弁当や生めんのような品質が落ちるのが早い食品に表示されていて、食べられる期限(飲食可能な期限)を示しています。製造日を含め品質が保たれる期間が、おおむね5日以内のものに表示されます。期限を過ぎたものは食中毒の発生の恐れがあるので注意が必要です。

「賞味期限(品質保持期限)」とは、缶詰や即席ラーメンのように、品質が落ちるのが比較的緩やかな食品に表示されていて、おいしく食べられる期限(すべての品質が十分に保持される期限)を示しています。保存状態が良好であれば、賞味期限を多少過ぎても安全に食べることが出来ます。品質が保たれる期間が3ヶ月を超えるものについては「年月」のみの表示でもよいことになっています。

プロポリスをはじめとする健康食品には通常「賞味期限」を表示してあります。
尚、新聞に面白い記事がありました。参考にして下さい。

「賞味期限切れ」いつまで食べられる?

五感生かし自ら判断  食品に記載されている「賞味期限」。うっかり期日を過ぎてしまい、「仕方ないか…」と捨ててしまった経験は多くの人にあるだろう。実際、アンケートによると、食品を捨てる理由の一位は「賞味期限が切れた」から。だがちょっと待ってほしい。適切な保存方法で未開封ならば、期限を過ぎてもしばらくは口にすることが可能だ。「もったいない」精神を大切にしたい。

≪捨てる基準?≫
「消費期限」はいわゆる“生もの”に適用され、弁当、おにぎり、サラダのほか、生鮮食品の一部などが該当する。おおむね製造から5日以内で、期限が切れたら食べないほうがよいとされている。一方、「賞味期限」(品質保持期限)は、おいしさを保証する期限であり、期日を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではない。

だが、兵庫県消費者団体連絡協議会(兵庫)が昨年、県内の消費者約2800人を対象に実施したアンケートによると、食品を食べずに捨てるのは「賞味期限が過ぎたとき」が58.5%でトップ。「変色・異臭がしたとき」(39.6%)を上回り、消費者が「おいしさの期限」である賞味期限を参考に食品を捨てていることがうかがえる。

≪開封後は注意≫
賞味期限が過ぎた食品は、一体いつまで食べられるのだろうか。

関係業界団体によると、記載してある賞味期限は若干短めに設定している場合がほとんどという。「風味は落ちるが、数日ならば(期日を)過ぎて食べても大丈夫」(納豆の業界団体「全国納豆協同組合連合会」)、「食品衛生上安全な期限の7割ほどの期間に賞味期限は設定してあり、過ぎても食べられる」(ヨーグルトなどの業界団体「日本乳業協会」)などと語っている。

注意しなくてはならないのは、賞味期限は開封しないことが前提になっていることだ。開封した場合は賞味期限は“無効”となる。このため、「開封した場合はお早めにお召し上がりください」などと記載されているが、この「早め」がどれぐらいかも判断に迷うところだ。「できれば1日から2日で飲みきってほしい」とするのは、牛乳の普及振興に携わる日本酪農乳業協会。開封すると、パック内で細菌の増殖が始まってしまうため、少しでも早く飲み終えることを勧めている。

≪もったいない≫
もちろん低温状態や直射日光が当たらない場所など、「適切な保存方法」が実行された場合のみだ。異臭を放っていたり、すでにカビが発生していた場合など明らかに傷んでいる場合は、捨てたほうがいい。

傷んでいる状態の見分け方について「熱してみて、白と透明な層に分離したら古くなっている」(牛乳)、「表面が乾燥し始めていたら、2次発酵している可能性があるので食べないほうがいい」(納豆)などと各業界団体はアドバイスしている。

食品表示について詳しい甲南女子大学の奥田和子教授(食文化論)は、「賞味期限を過ぎたから、すぐに捨てるということは、『もったいない』という観点からやめた方がいい。見た目やにおいなど五感をフルに生かし、食べられるかどうかの判断をできるようになることが重要」と話している。

【2006/01/15 産経新聞 東京朝刊より】

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