ブラジルにおける新型コロナの現状 その5

ブラジル社会・文化

久々の新型コロナ情報です。

再び増加に転じる

ブラジルでも猛威を振るっていた新型コロナですが、8月上旬をピークに新規感染者数・死亡者数ともに減少に転じ、その後も順調に減り続けていましたが、欧米での再燃を受ける形で11月に入ってから再び増加に転じています。

本日(11/20)現在、ブラジルの累計数は感染者は600万人を超えて6,020,164人、死亡者は16万人超えの168,613人となっており、世界ではアメリカ、インドに次いで3番目の多さです。

グラフで見ると感染爆発が再燃し始めているのが確認できる。新規感染者数の移動平均で見ると一日あたり28635人で2週間前と比べ77%の大幅な増加となっています。

下図は新型コロナによる死亡者数です。11月に入ってから一日の移動平均が300人台にまで減少していましたが、直近2週間で再び増加に転じました。一日あたりの新規死亡者数の移動平均は544人で2週間前と比べて54%の大幅な増加となっています。

ブラジル各州の状況

ブラジル各州毎の死亡者の増減でも、増加傾向が見て取れます。特に中央部(ゴイアス)から南東部(サンパウロ、リオ、ミナス)を経て南部(パラナ、リオ・グランデ)に至る人口の多い州が軒並み15%以上の増加で赤色で表示されています。アマゾンや中西部では減少している州も見られますが、いずれも人口の少ない州ばかりで全体に与えるインパクトは僅かです。日毎に赤色の州が増加してきており今後どうなるのか心配しています。

経済と市民生活

8月以降、市民生活はほぼ日常を取り戻しました。もちろん、外出時はマスクをするなど制限事項は多少ありますが、それ以外は商店もレストランも普通に開いていますし、買い物客なども普段どおりで街には活気があります。それは現在でも続いています。ただし、直近の感染者数の増加を受けて、今後は何らかの活動制限が復活するのは間違いないでしょう。その時、緩和された状態に慣れきった市民たちがどのような反応を見せるのか、ちょっと心配ではあります。

回復途上にあったブラジル経済の今後の行方も気になります。マスクをしないことで世界的に有名になった経済優先のボウソナロ大統領とコロナ対策派の各州知事の戦いがまた繰り返されそうです。市民感情的には経済優先なんですが、先日の統一地方選挙でボウソナロ派は大敗したんですよね。さて、どうなることやら。

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